駒田 研究室

増殖因子受容体の分解制御と

細胞増殖・癌化の分子機構

 

   S2棟 5階 East

(すずかけ台キャンパス)

 

スタッフ:

 駒田 雅之 教授

    福嶋 俊明 助教

 

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駒田 教授

福嶋 助教


 

 細胞膜タンパク質の発現レベルは細胞のおかれた状況に応じてそれぞれ適切に調節されており、その破綻は様々な病態につながります。例えば、増殖因子受容体の過剰発現は腫瘍・がんをひき起こします。細胞膜タンパク質の発現量をコントロールするため、細胞は分解すべき細胞膜タンパク質をエンドサイトーシスにより取り込み、リソソームに輸送して分解します。この時、ユビキチン化修飾が分解すべき細胞膜タンパク質だけを選択的にリソソームに輸送するための“荷札”として働いています。

 駒田研究室では、ユビキチン化による細胞膜タンパク質(特に増殖因子受容体)のリソソーム輸送の制御機構の解明を行っています。そして、その制御に関わるタンパク質の機能破綻の腫瘍性疾患への関与を解析し、基礎的な細胞生物学の研究成果を医療・社会に還元します。現在は、難病 “Cushing病”をひき起こす脳下垂体腫瘍の原因となる脱ユビキチン化酵素USP8の遺伝子変異に焦点を当て、研究を行っています。

 

 

代表的論文

  • Reincke M, Sbiera S, Hayakawa A, Theodoropoulou M, Osswald A, Beuschlein F, Meitinger T, Mizuno-Yamasaki E, Kawaguchi K, Saeki Y, Tanaka K, Wieland T, Graf E, Saeger W, Ronchi CL, Allolio B, Buchfelder M, Strom TM, Fassnacht M & Komada M (2015) Mutations in the deubiquitinase gene USP8 cause Cushing’s disease. Nat. Genet. 47, 31-38
  • Tanno H, Yamaguchi T, Goto E, Ishido S & Komada M (2012) The Ankrd 13 family of UIM- bearing proteins regulates EGF receptor endocytosis from the plasma membrane. Mol. Biol. Cell 23, 1343-1353
  • Mukai A, Yamamoto-Hino M, Awano W, Watanabe W, *Komada M & *Goto S (2010) Balanced ubiquitylation and deubiquitylation of Frizzled regulate cellular responsiveness to Wg/Wnt. EMBO J. 29, 2114-2125